2025年、 ケロリンは誕生から100年を迎えました。
支えてくださったすべての皆さまに心から感謝申しあげます。
私たちは皆さまへの“ありがとう”を込めて、
これからもケロリンをつくり続けてまいります。
※ケロリンは1925年に製造販売を開始いたしました。



2025年、 ケロリンは誕生から100年を迎えました。
支えてくださったすべての皆さまに心から感謝申しあげます。
私たちは皆さまへの“ありがとう”を込めて、
これからもケロリンをつくり続けてまいります。
※ケロリンは1925年に製造販売を開始いたしました。
大阪の道修町から原料薬品を仕入れ、富山市の漢方薬製 造会社に卸す薬種卸問屋としてスタートしました。
創業頃の店舗
ベーブ・ルースが来日して行われた日米親善試合で、球場にケロリンの大垂れ幕がかけられました。ケロリンの宣伝のために、ほかにも映画館で「ケロリンの〇〇さ〜ん、ご面会です」と場内呼び出しをかけてもらうなど、ユニークな手法の広告を展開しました。
昭和5年頃の新聞広告
富山の置き薬としてはじまったケロリンを全国の薬局・薬店でも取り扱ってもらおうと、営業マンがキャラバン隊を組み、全国を走り回りました。
昭和27年頃の広告宣伝カー
作詞・サトウハチロー、作曲・服部良一、歌・楠トシエという当時の豪華メンバーで制作。ラジオで放送するだけでなく、販促ツールとしてソノシートもつくられ、売上増に大きく貢献しました。
当時の楽譜
広告代理店からコマーシャル桶の提案を受け、東京駅の八重洲口と銀座にあった「東京温泉」で試験的に導入開始。初代は白いケロリン桶でしたが、汚れが目立つため、黄色に変更になりました。
初代ケロリン桶
現在のケロリン桶
音楽・近田春夫、振付ラッキィ池田というヒットメーカーで制作。「頭痛にオッケー!ケロリンでオッケー!」と踊るダンスが話題になりました。
キャンペーン広告
GMPやPL法に対応して品質を守るために、ケロリンの分包を五角形の薬包紙から四方シール(四方をシールした包装袋)に切り替えました。
分包は箱と同様のデザイン
内外薬品が創業百年の節目を迎えるにあたり、過去の事績を調査して社史を編纂しました。
銭湯を舞台にした映画『テルマエ・ロマエ』が大ヒット。「ケロリン桶」が重要なアイテムとして出演しました。
熱心なファンの後押しを受け、五十周年の「ケロリン桶」と十五周年の『ケロロ軍曹』の周年コラボが実現。 これをきっかけにケロリン桶の販路が拡大していきました。
ケロロ軍曹とのコラボ桶
「富山のくすり」の存続のために、廣貫堂・大協薬品工業・内外薬品が共同出資して「富山めぐみ製薬」を設立。 これ以降、ケロリンは富山めぐみ製薬が製造販売していくことにな りました。
ケロリンは皆さまに支えられ、
おかげさまで100周年の節目を迎えることができました。
日本には家庭薬のロングセラーが数多くありますが、ケロリンは薬だけでなく、
広告媒体としてはじまったケロリン桶も有名になりました。
ケロリンが次の100年を迎えられるかは、
私たちがケロリンの魅力的な価値を皆さまに提供できるかにかかっています。
100年後もケロリンを愛していただけるように、
私たちは一歩ずつ邁進してまいります。
ケロリンを音楽・映画・銭湯など文化史の視点から分析した『ケロリン百年物語』を
3月26日に文藝春秋より発売します。
萩本欽一さんや堺正章さんをはじめ、各界の著名人・文化人がケロリンについて大いに
語ります。「人生百年時代」に「読むクスリ」の本です。
書名:『ケロリン百年物語』
監修:笹山敬輔
発売:2025年3月26日、文藝春秋より刊行
定価:1,430円(税込)
監修:笹山敬輔
一般的に企業の社史はPRを目的とした無味乾燥なものになりがちですが、
本書は日本文化のなかの「ケロリン」をより広くより深く掘り下げています。
テーマごとに各分野の第一人者の方に執筆いただいたおかげで、読物として
楽しいものができあがりました。
ケロリンだけでなく、芸能史や庶民文化史に興味がある方にもぜひ手にとって
いただきたいです。
「ケロリン公式 富山の薬屋さん」では、ケロリンをはじめ、
熊胆円・六神丸・赤玉はら薬など昔ながらの「富山のくすり」を販売します。
また、ケロリン桶をはじめとしたケロリングッズも取り揃えています。